滴色

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つゆ

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#色彩雫 #ガラスペン #冬将軍 #トラベラーズノート #手書き

 

 梅雨ですね、と書きだそうとしたところでふっと浮かびました辞世の句。

 

露と落ち 露と消えにし 我が身かな 難波のことも 夢のまた夢

 ――豊臣秀吉(1537~1598)

 

  有名どころって、結構聞きますよね。上記句も、某刀剣が乱舞するゲームにて、彼の御方が持たれていたという御刀が口にされておりますので、本丸勤務の方でしたら一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。諸事情より「嗚呼豊公の夢の跡」と口にすることが多々ありましたが、この言葉ってこの辞世の句から来ているのかなぁ、違うかなぁ、とぼんやり考えております。

 

 さて、そんな辞世の句。最遊記を思い出す一句を見つけました。Wikipediaで。思い出したというか、恐らく、作中に引用されていたんだろうな、とは思うのですが何しろうろ覚えで。

 

願わくは 花のもとにて 春死なむ その如月の 望月のころ

 ――西行(1118~1190)

 

 外伝、でしたっけ。多分。出てきていたような気がするので、是非とも各自、お確かめください。

 あと、何となく聞いたことがあるような気がするのが、我が名をあげよ雲の上まで、です。

 

五月雨は 露か涙か 不如帰  我が名をあげよ 雲の上まで

 ――足利義輝(1536~1565)

 

 新暦での彼の没日が私の誕生日みたいですね。日本史は高一でストップしてしまっているので、彼が何を為した人であるのかまでは分かっていません。どこでこの句を聞いたのかも分かりませんが、なんか、下の句だけ耳に残ってるんですよね。

 

おもしろき こともなき世を おもしろく

 ――高杉晋作(1839~1867)

 

 別の方が「住みなすものはこゝろなりけり」と下の句を付けた逸話も有名、とのことですが、個人的にはやはりこの上の句の知名度が凄まじいな、と思っています。面白いか面白くないかなんて己の心の持ちようだろう楽しくいこうぜひゃっはー、ということですもんね。好きです。結構、先生とか講師の方が引用されるので、そういった意味でも耳馴染みがあります。

 

 と、ここまで耳に残っている辞世の句を何となく連ねてきて、です。

 私の一番すきな作品。辞世の句じゃないんですよね。

 

成せばなる 成さねばならぬ 何事も 成らぬは人の 成さぬ成りけり

 ――上杉鷹山(1751~1822)

 

 なす、の表記については諸説あるようなのですが、今回は公式?の、博物館に展示されている書簡読み下し表記にて。

 この言葉、中学三年生の時の担任が大好きで、成せばなる! とよく口にされておりました。国語の先生だったのですが、だから、というわけでもないんですが、とにかく筆まめな方でして、卒業時、クラス全員、個人宛のお手紙を書いてくださったんですよね。その中にもこの言葉は入っており、卒業アルバムにメッセージをお願いしに行った際にもこの言葉を書いてくださり……私の中では何かあればすぐに心に浮かんでくる言葉、となりました。

 で、今回。ちゃんと表記しなければな、ということで調べていたんですが、この言葉ってこれがオリジナル、ではないんですね。

 

為せば成る 為さねば成らぬ 成る業を 成らぬと捨つる 人のはかなき

 ――武田信玄(1512~1573) 

 

 この格言があって、そこから、とのことで。どちらも好きです。何事も行動しなければ始まらない。やる前から「できない」と諦めてしまう勿体なさ。

 

 とまあ、何となく調べてつらつらとまとめてみたんですが、こうやって短い型にはめて言いたいことを残そうとする文化、素敵だなぁと思いました。短いからこそ、すとんと落ちてきて残るというか。心に残るフレーズ、集めていきたいです。