滴色

好きなことを、好きなだけ。

そこに≪物語≫はあるのかしら

 本日、ようやく読みました。新訳MarchenとNeinとRoman(小説)と。相変わらず、どれも素敵な地平線が広がっていたんですけどね、本日はRomanについて、頭がこんがらがってきているので整理の意味合いで書き散らかしてみようかと。

 Romanについては、以前に発売されている漫画版を読んだことがあったんです。そこと、ちょっと違うな、とか、やっぱり地平線の解釈が、とか、そもそも廻り続ける地平線のお話だから繰り返された中のどこかなんじゃないかとか、色々と考える部分はありましたね。葡萄酒の従者さん、お名前も違いますし。恐らく、Elysiumやヴァニスタの小説版を読んだらまた変わるのかとおもいますが、目と頭が疲れてきたのでそこは後程。

  名前は変わっていますが、やはり風車と腕と星屑はセットになるんですね。天使が微妙ですけども。誰が加害者で誰が被害者か。ぐちゃぐちゃになる風車と腕の流れについて、私は小説版の方が好みでした。綺麗に終わるんなら漫画版ですが、より、人間らしい感じがして。腕で荒んでいた男が星屑で良い父親になる一方、天使はやっぱり天使なんですね。歌として、天使は好きなんですけど。*1

   オーギュストは作品に逃げることで思いを昇華させましたけど、果たしてこの子どもが風車の子どもになるのかどうか。小説版だと微妙ですね。この辺りが曖昧で。

 何よりも驚いたのが、葡萄酒。ロレーヌの末路。なるほど、そう来たか、と。中々に凄惨な運命ですよね、彼女。彼女の葡萄酒が脈々と受け継がれていることを考えると、物語の順序としてはやはり初期となるのでしょうか。宝石が最初となることは確実でしょうが。双子の人形があの時に生まれて、そして首飾りもあの中で生まれたので。

 そう、星屑と天使とで父親が対極でしたが、焔と賢者でも対極なんですね。子を産むか産まないか。時代が戦時であることもあって、本当に幸せであるのかが分からない、と。産まなかった、或いは産むことができなかった子がイヴェールで、生まれてきた子がノエルなんですね。なるほど、と思いました。*2この辺りについてはヴァニスタをちゃんと読もうと思います。Neinを読む限りではちょっと恐ろしいんですが。

 漫画版Romanが宝石ノエルの幻想物語であるのだとしたら、小説版Romanはヴァニスタノエルが生まれるに至る物語、なんでしょうか。パパっと読んだ印象でしかないので、他の方の考察も踏まえて練り直したいとは思いますが、今日はこの辺りで。

 

 

 

 

 新約、すごいですね。歌詞で出てきていた言葉がそうなるのか、と思わされることばかりで。そして、救いが。救いが……。イドイドさんの底抜けに明るい航海日誌も、どこか切ないです。やめてください……。泣けてきます……。

*1: 母親の灯を奪って この世に灯った小さ0501≪焔≫

その輝きを憎んでしまった 愚か0501男の最期の悪足掻き…

*2:他の方の考察でも、やはりRomanの冬とヴァニスタの聖夜は同一視というか表裏一体というか、そんな感じなんですね。賢者でどちらの選択が為されるかでどちらが生まれるのかが決まり、二人は別人であり同一人物である、と。難しい。