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滴色

好きなことを、好きなだけ。

槻倉荘

一次創作

槻倉荘では、人と人ではない存在とが共存生活を送っています。

 

201号室
仁科和泉 Nishina Izumi ♀ (20)
○動物が大好きで写真好き。カメラを片手に散歩をすることが多い。気が付くと海、池、川などの水辺にいる。そんな場所で写真を撮ることが多いせいか心霊写真をよく撮ってしまうが、最近ではもう慣れてしまった。
○極端な暑さや寒さには弱い。また、乾燥にも弱くすぐにひび割れを起こしてしまうので、保湿セットは生活に欠かせない大学二年生。
○無意識のうちに水の中に入っていることもあるのだが、不思議と恐ろしいとは感じないのでそのままにしている。稀に視界の端でちらつく赤色が何となく懐かしいのだが、理由は分からない。その存在が現れる前兆である湿った匂いが好き。
○人ならざる存在はごく稀に見えるかも、という程度だが直接は見えていないだけで写真を現像するとカメラでしっかりとその姿を捉えている。

金魚さん♀
●夏祭りの屋台で小二の和泉にすくわれて一週間、短い命だったが愛情を注いでくれた少女のことが大好きで大好きで仕方がなく、傍にいるようになった。その気になればいつでも自分の側へと連れてくることができるのだが、現時点では共に様々な世界を見て回ることを楽しみとしている。
●和泉自身は霊的な存在を感知する力が弱い上、金魚さん自身が視られることを望んでいないため、和泉が存在を感知できるのは金魚さんの感情が高ぶった時のみである。

 

202号室
岬裕生 Misaki Yuusei ♂ (21)
狐憑きの家系で、小さい頃から狐と共にいた。そういった家系であるということは地元で有名でどこか疎外感を感じていたため、下宿を開始。
○家の方針で幼い頃は本家と所縁のある関西陰陽師の家(温羅家)で育てられたため、突発的に関西弁が飛び出ることがある大学三年生。
○高校時代は筝曲部に所属していた。椎名はその時の後輩。
○人ならざる存在が動物の類ならばよく見えるが、人の幽霊の類は時と場合による。

狐さん♀
●オサキ。彼の有名な金毛九尾系列の女狐であり、裕生に惚れ込んでいる。非常に嫉妬深く、裕生が好意を寄せる相手、裕生に好意を寄せる相手は尽く体調を壊す。

 

203号室
椎名創 Shiina Hajime ♂ (20)
○文房具に囲まれているだけで至福、と豪語する大学二年生。ノートやペンなど、何かと散財してしまう自分と止めなければと思いながらも、止められない。よく人にものを貰うので、金欠だと言いながらも生活に困ることは無い。
○曰く付の品々に愛される傾向がある。
○高校時代は筝曲部に所属していた。岬はその時の先輩。

座敷童さん♀
●元は創の祖父が開いていた店に棲んでいたが、店が畳まれてしまい途方に暮れていたところで創に出会った創が気に入り、以降は創の行く先々へとついて回る。外見年齢は五、六歳。

 

101号室
大家利久 Ooya Riku ♀ (29)
○槻倉荘の大家さんとは親戚。名字が「大家」なのでややこしいが、利久がアパートの持ち主であるというわけではない。しかし、アパートの管理を担うことで大家である親戚からお金を受け取っていたりある程度の生活補助を受けてたりしているので、仕事内容としてはアパートの管理人である。
○年齢不詳、女性に年を訊くものじゃありません、とはよく口にしているが、三十手前だということは住人全員が察している。譲とは幼馴染。
○蛟さんのことは視えているし、他の人ならざる存在も視ている。

蛟さん♂
●蛟さん、と呼ばれているが利久の生まれた街にあった祠に祀られていた神。時代の流れに逆らうことは出来ずに廃れてしまっていたその場所を、利久の母が安産祈願のため参り始めたことによって縁が繋がった。元は八岐大蛇の残骸で、長い年月をかけて今の状態に落ち着いた模様。
●利久を自分のところへと連れてきてしまいたいが、利久自身は人生の謳歌を望んでいるので連れて行き辛いというジレンマを抱える利久大好きっ子。廃れていたものの大家一家のお蔭で力を取り戻しつつあるので、加護も罰も思いのまま。嫉妬深く執念深い。

 

102号室
花尾譲 Hanao Yuzuru ♂ (29)
○利久とは幼馴染の二十九歳。同級生なのか年上なのか年下なのかという点については利久の意思を尊重して言葉を濁してくれている。とある病院内にあるコンビニの店長をやっている。
○無条件に花たちに好かれてしまっていて、自然法則を無視して真冬に一晩で種から向日葵を咲かせてみせた実力者。勿論、手塩にかけて育てた花たちは大きく美しく育つ。向日葵の一件は友人の軽口に便乗して冗談で種にお願いをしてみた結果であり、常にそうなるわけではない。
○その時好意を寄せてくれている花の香りを身に纏っているが、本人に自覚は無い。
○おやつ感覚で育てた花を食べる。毎食後に口にしないと落ち着かない模様。
○人ならざる存在については、相手の力が強ければ見える。よって蛟さんは見えるが通常の花たちは見えない。

お花たち♂♀
●とにかく譲が大好きで、彼の為なら自然法則さえ無視してみせる。お花だって、恋をするの。なお、雄花雌花関係なく譲の色香には迷う。都市伝説扱いされている花人もその例外ではない。
●花人とは、花に人の魂が宿ったもの。幼くして死んだ子どもの魂が迷子になり、引っかかることが多い。愛情に飢えており、誰かに愛してもらえたという実感を得るまで宿った花と共に在る。花の咲く時期にしか人型を取ることができず、花が枯れると次の開花まで眠りにつく。花人の存在については、いい具合に記憶が改ざんされる。
●過去にアピールを行っていた躑躅♀、菊♀の花人は譲に捕食されて満足し、姿を消した。現在、岬の友人である竜胆♂の花人が猛烈なアピールを行っている。彼らは自らを食べてもらうことによって一体化することが悦びであると考えているらしい。

 

103号室
乙部誉 Otsube Homare ♂ (22)
○眠っている霊を叩き起こすほどとまで断言されたホイホイさん。悪いものを引き寄せてしまうからか、幼いころから不運が絶えなかった。大学生になり下宿を始めたところ、一緒に住んでいる方々に憑いている存在のお蔭で自然と悪いものが浄化されるようになったため、住人の環境が変わらない限りはアパートに住み続けたいと願っている。
○現在、花尾の店でアルバイターとして働いている大学四年生。授業が無いので月~金に9~18(13~14休憩)スタイルでのバイト生活。勤続四年目。一時間休みの間に、昼食と病院内学級への顔出しを行っている。卒業後はそこで働くことが決まった。
○人ならざる存在はよく見える。

地縛霊♂
●眠っていたところを叩き起こされた存在。合戦で命を落とした武士の霊。当初は眠りを妨げられて怒っていたものの、現在では帰宅した誉に憑いてくる悪いものを切り捨てる守護霊的な役割を担っている。生前、主君から「何があってもこの場を離れず、守るように」と言われていたことが強く作用しており、部屋から出ることはできない。生前の名は「小鶴」である。

 

大家利生 Ooya Rio ♂ (32)
○俳優として活躍している利久の兄。人の悪意や嫉妬といった負の感情を引き寄せる体質。端的に言うと、自分に向けられているかどうかに関わらず呪いを集めやすい。だが本人自身もまた負の感情の塊を抱えており、その大きさは世間一般の大きさではない。しかしそれを己の成長の糧としているために誰かに対する「呪い」としては作用していない。集められてしまった呪いは利生自身の内で混ざり合い、吸収される。消えたわけではないので利生自身から誰かに対して負の感情が向けられると、無意識のうちに「呪い」となって相手の身に降りかかる。
○呪いかどうかは別として「悪運」に好かれており、トラブルに巻き込まれやすい。
○利久が生まれたことで両親の愛情がそちらに奪われてしまったと勘違いし、幼心に嫉妬して家出をしたことがある。当時から人目を引く容姿をしていたことと体質が相まって誘拐される。しかし妹に対して自分自身が持っていた嫉妬心、犯人が抱いていた「こんな可愛らしい子どもを持つ家庭を滅茶苦茶にしてやりたい」という嫉妬心、その他周囲にあった悪意や嫉妬心が混ざり合った状態から利生の悪意が犯人へと向けられたため、犯人自身の家庭が滅茶苦茶になった。それが切っ掛けで温羅家に興味を持たれており、当代の榛葉とは定期的に連絡を取り合う仲である。
○一人暮らしをしているが、寂しくなると利久の元へと上がり込み花尾も巻き込んで酒盛りをする。